【みんなの一歩・2年目】地域に飛び出した子どもたちのこと

「みんなの一歩」の2年目は、少し思い切ったことをしてみました。活動の場を、施設の中だけでなく、地域へと広げてみたのです。

地域のお祭りの準備を手伝ったり、高齢者の方にスマートフォンの使い方を教えたり、eスポーツで世代を超えて交流したり。最初は少し緊張した様子の子もいましたが、動いているうちに表情がほぐれていきました。

なかでも印象的だったのは、お祭りの設営を手伝ったときのこと。重い椅子や机を運ぶ、ただそれだけのことなのですが、「ありがとう、助かったよ」という地域の方の言葉が、子どもたちの顔をぱっと明るくしました。「役に立てた」という感覚は、言葉で伝えるより、ずっとずっと深く届くんだな、と感じた瞬間でした。

高齢者へのスマホサポートでは、「教わる側」だった子どもたちが、今度は「教える側」に。その逆転が、どれほど子どもたちの自信になったか。終わった後の帰り道、いつもより少し背筋が伸びているように見えました。

一方で、うまくいかなかったこともありました。地域活動への参加をPC受け取りの条件にしてみたところ、参加できなかった子が出てしまい、思いのほか心苦しい結果になりました。「支援に条件をつけること」の難しさを、身をもって学んだ年でもありました。

「助けてもらう存在」から「必要とされる存在」へ——そんな変化の芽が、2年目の活動の中に確かに見えた気がします。まだ小さな芽ですが、これからどんな花を咲かせるか、私たちもとても楽しみにしています。

いつも温かく見守ってくださっている皆さま、ありがとうございます。3年目もどうぞよろしくお願いいたします。